日々、ロクロに向かい制作をしています。
…と言っても、私の仕事は彫り作業にかなりの時間を使うので、ほかの作家さんから比べると少ない方かもしれませんが。
同じ形、サイズに作ることはもちろんですが、無駄のないように作るのも大切なポイント。
無駄が多いと次の「削り」の行程で時間がかかってしまいます。
「削り落とす部分を極力減らしたカタチに作る」
これが目標ですかね。
修業時代、師匠が作ったものを削らせてもらうことがありました。
師匠がひいたものは無駄な部分が全く無くて、削る前の形がすでに美しくて。
あっという間に削り終わってしまうし。
憧れるなーと思いながら仕事をしていました。
未だに師匠のような美しいロクロ作業には程遠く、いつになったら追いつけるのかなぁと考えながらの毎日ですが。笑
陶芸を仕事にしたいと通い始めた指導所(職業訓練校のような所)で、初めてロクロを触らせてもらった日に「毎日ロクロに向かうなんて、本当に飽きずに続けられるかな…陶芸やるとか、間違ったかな」と不安になったことを憶えていますが、それから8年、まだ飽きずにロクロに向かえています。
ロクロは奥が深い。
陶芸は奥が深すぎる。
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